本編『刻無』の主人公。黄泉平高校3年生。幼少期に起きた『神隠し事件』によって、家族とその時期の貴重な記憶を失っている。 時折、激しい頭痛と共に失われた記憶の断片を垣間見る。 記憶の断片が全て揃った時、そこに見えるものは一体――。
直樹の唯一ともいえる幼馴染みの少女。黄泉平高校3年生。巷で流行りの幻想怪奇小説にはまっているミステリーマニア。 お節介焼き、と直樹に疎まれるほどに世話好きな面を持つ。ある日、春霞が見つけた『記憶の鍵』を頼りに、直樹達はとある場所に誘われ、そこで彼らの運命を大きく変える事件に遭遇する。 春霞自身も、直樹とほぼ同時期の記憶が曖昧になっているというが――。 脅威的なまでの甘党。
夏休み中にも関わらず、舞台である蓬莱町に引っ越してきた謎の少女。黄泉平高校1年生。彼女の父親は、人気の幻想怪奇ミステリー作家の姫代 倖久(ヒナシロ ユキヒサ)。 蓬莱にある<御鏡湖>という山中の湖に建つ、曰く付きの洋館に住むお嬢様。 不思議な言動と雰囲気を持つ彼女は、他人の悪意を『色』として認識する、特殊な能力を持っている。 彼女の持つ能力と、その身に隠された謎が解明された時、物語は大きな変化を迎える……。 劇中で、白い子猫を『くわトロ』と名付け、飼うことになる。
直樹が身を寄せている宮内家の一人娘。直樹とは従兄妹関係にあたる。蓬莱小学校3年生(飼育係…)。 いつも元気いっぱいで、悪戯好き。だが、その明るさの裏には、人には言えない悩みが暗い影を落としている。 仲のよい乙羽とは、年令を超えた何かでもって通じ合い、意気投合している。 ペットに3匹の黒い出目金を飼っている(名前は、ガイア、オルテガ、マッシュ…)
直樹と春霞の後輩で、翔の姉。黄泉平高校2年生。春霞の事を師匠と崇める(?)ミステリーマニア2号。 自分の事を「ボク」と呼び、かなりの行動派。弟の翔との会話から、その力関係がすぐに分かる。 直樹に好意を持っており、直樹の前では普段からは想像の付かないしおらしい態度を取る、らしい。 ふとした理由から事件の核心に迫り、持ち前の好奇心が彼女の運命を翻弄することになる。
前作『刻無 零』の主人公。黄泉平高校1年生。趣味で書き物をするおとなしそうな少年。 その容姿から、女の子に見間違われることも少なくない。 たまたま家に遊びに来た春霞に好意を寄せ、そのことがきっかけとなり、蓬莱で起こる事件に深く関わる事になる。 劇中で乙羽と触れた事がきっかけとなり、夜な夜な続く『紅の悪夢』を見ることになる。 苦手な人物は、何かとチョッカイをかけられる金御と、八重(会うと必ずロクな目に遭わない為)。そして、実の姉の早苗……。
天才的な頭脳と殺意的な毒舌を操るハーフの帰国子女。黄泉平高校3年生。 黄泉平大学の助教授、氷室 勇(ヒムロ イサム)とフィールドワークと称して、蓬莱を徘徊するが、単独で何かの事件を追っている。 彼女の行く先には、とある狂信者集団が影を揺らがせている。 果たして、彼女の追うモノとは? スカートの内側に、常にナイフを隠し持っている……らしい。
乙羽の住む屋敷に、住み込みで働くメイド。乙羽の世話係として、彼女の身辺警護も任せられている。 父親である虎子狼に仕込まれた中国武術を操り、蓬莱の影で蠢く影と戦う。凛の流派は北派拳全般で、八卦掌、太極拳、八極拳がベースになっている。 彼女の正体は、ある特殊な任務を与えられたエージェントで、世界の歴史の闇を司る『危険書物』という存在を探し、補完する機関に所属している。危険書物のもたらす超常現象を彼女達は『EOO』……怪異と呼んでいる。
乙羽の住む屋敷に、住み込みで働く執事兼運転手。乙羽の通学の送迎を任される一方、彼女の身辺警護も任されている。 凛の父親であり、武術の師でもある。彼の使う流派は、南派拳を追求して完成した秘拳『岩鷹爪拳』。 凛と同じくとある特殊機関に所属しており、昔は殲滅戦を目的とした実戦部隊で『サイレントアサシン』という通り名で名を馳せた一流のエージェント。ある作戦中に起こった不慮の事故で、自我を喪失したが、奇跡的に回復し、現在の任務に就く……。 料理の腕は特級厨師(一流シェフ)並みとの事。